洞爺湖サミットは案の定、温暖化問題でも玉虫色合意で終わりそうだが、そうこうしている間に日本経済がとんでもないことになってきた。景気後退が鮮明になり、そこに資源、食料高が重なり、倒産が激増、株価は目も当てられない底なし沼だ。ボンクラ首相に任せていたら、地球温暖化の前に日本経済が凍えてしまう。
●トヨタも沈没、不動産、建設総崩れ、激増倒産……
日経平均株価は8日、3カ月ぶりに一時1万3000円台を割り込んだ。12日続落の後の327円下げ。ボディーブローの後のノックアウトパンチみたいなものだ。
なかでも不動産・建設株、金融株が深刻だ。値下がり率ナンバーワンは民事再生法を申請し受理された真柄建設(金沢市、東証1部)の前日比20%安(終値8円)。アーバンコーポレイション13%安(広島市、東証1部)、日住サービス11%安(大阪市、大証2部)、あおみ建設11%安(東京、東証1部)などが続いた。金融では18%安のインター(神戸市、大証2部)と14%安の中小企業信用機構(北九州市、ジャスダック)の下落が目立ったが、深刻なのは下落が大手にも及んでいることだ。東証1部だけを見ても不動産・建設株103社、金融株134社の合計237社が値を下げ総崩れだ。
さすがに9日の東証は反発したが、証券マンはヒヤヒヤだ。真柄や中企信などは下げ幅を広げたし、消費者金融大手のプロミスが値下がり率7位に顔を出した。サブプライム危機は拡大基調だから、このまま下落すれば、体力がないところから倒れていく。民間調査大手の東京商工リサーチの全国企業倒産状況では、倒産件数が前年同期比6.9%増、倒産に伴う負債総額は19.8%増の3兆円超だ。
「上場企業の倒産は今年すでに7社。昨年1年間の6社を上回る。今後良くなる材料が見当たらず、倒産企業は2ケタになる恐れがあります」(東京商工リサーチ)
先の日銀支店長会議では、これまで独り勝ちだったトヨタ王国・名古屋でも「足元は減速がはっきりしている」と報告された。
庶民は自己防衛のため買い控えで対抗するしかなく、消費の冷え込みは避けられない。当然、企業の業績が落ち込む。社員の賃金はカットされ、人減らしも進む。東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満氏はこう言う。
「今は本当に剣が峰です。株価がさらにダラダラ落ちれば、完全な景気後退になり、負のスパイラルに巻き込まれてしまう。金融機関の貸し渋りも表面化している。カネとモノが円滑に流れるような対策を打ち出す必要があります」
サミット不況なんて、冗談じゃない。
7月12日10時00分infoseekニュースより
2008年07月13日
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