2009年03月07日

急増“実質”上場廃止企業120社

●もう持たない

 12年ぶりの6800ドル割れとなったNY市場の流れを受けて、3日、4日と連日で日経平均が一時、終値ベースのバブル後最安値を割り込んだ。それでも7000円台をキープしているのは、年金資金で必死に買い支えているからだ。しかし、これがいつまで続くか。

 投資顧問会社マーケットバンクの黒岩泰氏の予測は衝撃だ。

「現在の株式市場は、外国人売りVS.公的年金資金の買いという構図です。3月末まで、年金資金の買いは続くでしょうから、株価7000円を大きく割り込む可能性は低い。しかし、4月以降は予断を許しません。テクニカルな判断をすれば、9月末までに株価4500円もあり得ます」

 米国株安、デフレの進行、決算の下方修正が続けば、あり得る数字だ。この水準まで株価が下がると存続の危機に直面する企業が続出する。東証など各取引所には時価総額による上場廃止基準がある。凄まじい株価低迷を受け、取引所は昨年、一時的に廃止基準を緩めたが、それでも東証全体で現在23社が上場廃止基準に抵触し、猶予期間(基本9カ月)入りしている。

 本来の廃止基準(東証1部、2部で時価総額10億円未満、大証、東証マザーズ、ジャスダックは時価総額5億円未満)を適用するとどうなるか。

 3日の終値ベースで見ると約120社が該当することが分かった(別表参照)。7000円台でも、これだけの企業が“危険水域”にいるのである。4500円台になったら目も当てられないことになる。

 神戸大学大学院の長田貴仁准教授(経営学)が言う。

「市場全体が冷え込んでいるので廃止基準を緩和すること自体は仕方ない。しかし緩めてもなお廃止基準に触れる企業は投資家や市場の信頼を大きく損ね、資金繰りがより厳しくなることが予想されます。株安が止まらなければ今後も廃止基準に触れる企業が続出する。該当する企業は厳しい局面に立たされます」

 瀬戸際企業は増えるばかりだ。

【時価総額10億円未満の会社】

(東証1部、2部)

◇社  名/時価総額

◆アゼル※/27,500

◆フージャースコーポレーション※/29,000

◆中央コーポレーション※/38,000

◆セントラル総合開発※/38,000

◆ゼクス※/44,600

◆パルステック工業※/46,000

◆オーベクス/49,500

◆グローベルス※/53,100

◆東福製粉※/55,000

◆宮入バルブ製作所※/58,600

◆バナーズ/61,400

◆価値開発/65,400

◆シルバーオックス/65,800

◆日本製麻/66,100

◆フィデック/70,400

◆キャリアデザインセンター/74,300

◆エムジーホーム/75,100

◆メルクス/81,100

◆オリジナル設計/81,900

◆ソフトブレーン/82,000

◆ラオックス/82,400

◆サクラダ/84,400

◆石川島建材工業/85,100

◆大盛工業/85,300

◆ジェイ・ブリッジ/85,400

◆三井住建道路/87,200

◆ユニオンホールディングス/87,900

◆川口化学工業/89,100

◆トーヨーアサノ/89,300

◆ランド/90,000

◆日本製缶/90,500

◆日本抵抗器製作所/90,500

◆中央ビルト工業/93,100

◆東京コスモス電機/93,300

◆東和メックス/93,600

◆セキド/96,600

◆理経/97,700

(※はすでに上場廃止の猶予期間入り。時価総額は3日終値で算出、単位万円)

3月7日10時00分infoseekニュースより
posted by チロ at 23:21| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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