毎朝、ちょっとイラッとする。たかだか1分ぐらいの時間を気にしすぎるのもどうかと思うが、もっと速くならないものか。そう、パソコン(PC)の起動時間の話です。PCは飛躍的な進化を遂げたのに、起動時間に劇的な変化がないのはなぜ? PCのハードウェアに詳しいライターの石井英男さんに聞いてみた。
「PCは、WindowsなどのOSがあって初めて役立ちます。普通はハードディスクにOSが入っていて、メモリに読み込むことでOSが立ち上がるわけです。メモリは電源を落とすとデータが消えてしまうので、この読み込みが毎回必要で時間がかかる。そのうえ、今のOSは機能が増えて、どんどんデータが大きくなっています。それに対してハードディスクは、金属の円盤を回転させてデータを読み書きする構造なので、物理的に高速化には限界があるんです」
長くPCを使っていれば、アプリケーションやOS、周辺機器のドライバの設定など、様々な情報がOSに追加されていくので、ますます起動が遅くなっていくという。う〜む。どうにかならないものですか?
「ハードディスクの代わりとして、SSDという記録媒体が注目されています。これは一種のメモリなので、高速に読み書きすることができる。ただ、現状ではハードディスクに比べて、まだ値段も高く容量も少ない。今後、その点は改善されて普及していくと思います。しかし、さすがに電源オンで即起動というわけにはいかない」(同)
やはり、PCはどうしても起動に時間がかかるのか…とあきらめるのはまだ早い。
「将来的な話をすれば、電源をオフにしてもデータが残り、OSを読み込まなくてすむ次世代メモリの技術開発が各社で進められています。実用化されたら、5秒以内での起動も可能でしょう」(同)
といっても、ここ数年で実用化されるような技術ではない模様。ちょっと会社では無理ですが、自宅ならスタンバイやスリープモードなどを利用して、時間を短縮するのもひとつの手かもしれません。
6月12日11時00分infoseekニュースより
2009年07月02日
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