●不動産購入は「待ち」が正解
09年分の路線価(相続税や贈与税の算定基準)が4年ぶりに急落した。すべての都道府県で下落し、全国平均は前年を5.5%も下回った。
全国約37万地点の標準宅地1平方メートル当たりの平均路線価は13万7000円。都市圏別では東京圏6.5%減、名古屋圏6.3%減、大阪圏3.4%減である。
路線価の急落は、ミニ・バブルがはじけた上に、サブプライム禍やリーマン・ショックが重なった結果だが、怖いのは今後だ。みずほ証券チーフ不動産アナリストの石沢卓志氏はこう言う。
「バブルが続き、すぐに転売して利益が出ればいいが、本来、不動産投資は賃料で最低3.5%の投資利回りを確保しなければ成り立たない。バブルがはじけ、賃料もそう上げられない以上、地価の方が採算ラインまで下落していく。07年以降、地価は毎年20〜30%もアップしてきたので、調整が始まります。向こう2年間で約40%下げてもおかしくない。06年から07年の水準まで戻るとみています。再開発が進む大手町、丸の内エリアでも20%は下がるでしょうね」
これからさらに40%も下がるというのだ。
地価が高い人気エリアでも大きな落ち込みが避けられないのだから、もともと需要がない地方は悲惨だ。下落率が大きいのは、福岡県の8.6%減、宮城6.8%減、青森6.3%減。九州、四国もボロボロだ。これがさらに下がっていく。
「地方人口の減少がこれからも続きます。各自治体が人口を増やす政策に取り組んだり、土地を利用する人を増やす何らかの地域振興策を打ち出さない限り、地価の回復はありえません。残念ながら、きちんとした対策を講じている自治体は少ない。このまま無策を続ければ、地方は活力を失い、土地取引が激減する。その結果、最悪の場合、地方の地価は無価値になる恐れすら否定できません」(不動産関係者)
不動産を買うのは、当然、待った方がいい。
7月5日10時00分infoseekニュースより
2009年07月06日
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