米航空宇宙局(NASA)は13日、無人探査機「エルクロス」の観測で月に水が存在することを確認したと発表した。今後、水や他の物質の量と濃度、水の分布範囲の分析を進め、「太陽系の進化の過程を探りたい」としている。
月の両極など太陽光が当たらない部分には、水が氷の形で存在する可能性が指摘されていた。これまでの観測で水のもとになる分子の存在は確認されていたが、水そのものは観測されていなかった。
NASAは先月9日、エルクロスのロケット部分と本体を、太陽光がほとんど当たらず氷が多く存在する可能性の高いクレーター「カベウス」に高速で激突させた。
その際に舞い上がった大量の噴出物の成分を分光器で調べた結果、95リットルに相当する水分の飛散を確認した。観測チームによると、探査機の激突によって、月の上空に水蒸気や細かいちりの層が生じた。太陽光に当たって凍っていた水が水蒸気になったとみられる。また、下層の比較的重い土砂などの噴出物からも水分の存在が確認できたという。
NASAの観測チームは記者会見で、「顕著な量の水が見つかった。月の神秘を解明する上で新たな一ページを開くものだ」と指摘した。月の水の解明がさらに進めば、将来の有人月探査にあたって飲料水を確保できるだけでなく、水を分解して、水素をロケット燃料、酸素を宇宙飛行士の呼吸用に活用することも可能になる。
11月14日9時36分infoseekニュースより
2009年11月15日
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